テーマ : 教育・子育て

韓国高校生と交流 浜松工高生、静岡県の訪日教育旅行再開

 中高生年代が学校や企業訪問などを通じて国際交流を図る県の「訪日教育旅行」が、約3年9カ月ぶりに再開した。9日には、韓国の京畿機械工業高の生徒ら34人が浜松工業高(浜松市北区)を訪れ、工作や部活動見学などで親睦を深めた。

日本語や英語で意思疎通を図り、ペーパークラフトに挑戦する生徒=浜松市北区の浜松工業高
日本語や英語で意思疎通を図り、ペーパークラフトに挑戦する生徒=浜松市北区の浜松工業高

 同校からは理数工学科の1年生約30人が参加した。両校の生徒は英語や日本語にジェスチャーを交えながら意思疎通を図り、ペーパークラフトやクイズに挑戦。茶道、剣道、柔道などの部活動見学も楽しみ、交流後は連絡先の交換や記念写真の撮影で盛り上がった。
 久米柚嘉さん(15)は「しゃべる言葉が違って難しかったけど、表情や身ぶりでコミュニケーションがとれたのは新鮮」と振り返った。イ・ジュヨンさん(16)は「昔から好きだった日本で交流できて最高にうれしい。将来は通訳者になりたい」と語った。
 訪日教育旅行は、コロナ禍で2019年2月から受け入れを停止していた。22年10月の国の水際対策緩和を受けて再開。京畿機械工業高の一行は、8日に市内の企業を訪問後、川根本町の農家でホームステイした。10日に浜松城周辺を観光し、帰国する。

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