浜松・飯田小OBでベルリン五輪競泳金 杉浦重雄さんのパネル、母校に 青屋町の吉田自治会長寄贈

 浜松市南区青屋町自治会の吉田和子会長(82)は4日、同区の飯田小の卒業生で1936年ベルリン五輪の競泳金メダリスト、故杉浦重雄さんのパネルを同校に寄贈した。

松本さん(左)にパネルを手渡す吉田会長=浜松市南区の飯田小
松本さん(左)にパネルを手渡す吉田会長=浜松市南区の飯田小

 吉田会長が同校を訪れ、児童代表の6年松本夏歩さん(12)にパネルを手渡した。パネルは、杉浦さんの経歴や業績、顔写真などを紹介している。
 受け取った松本さんは「パネルから、杉浦さんの生き方や考え方を学び、自分の夢をかなえるために生かしたい」と宣言した。
 吉田会長は日頃から冊子や本などの制作を通じて、浜松市の歴史を後世に伝える活動に励んでいる。校内放送を通じて全校児童に「偉大な先輩がいることに誇りを持って、これからも目標に向かって勉強やスポーツに励んで」と激励した。
 杉浦さんは同五輪800メートルリレーの優勝メンバー。浜松市に合併する前の飯田村出身で、旧制見付中(現磐田南高)で水泳に打ち込み、早稲田大生だった19歳の時に五輪に出場した。

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