御前埼灯台を擬人化 キャラ制作関係者が市役所訪問 「まちづくりに役立てて」
御前埼灯台を擬人化したキャラクター「燈(あかり)の守り人」が完成し、制作関係者が4日、御前崎市役所を訪問した。「まちづくりに役立ててほしい」と、観光パンフレットに掲載したり、商品開発に活用したりできる権利を無償で市に譲渡した。

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、クリエーターらで構成する製作委員会が考案した。同委員会の柴田英知プロデューサー(45)は青の羽織と緑のはかまを身にまとったキャラクターについて、御前埼灯台から見渡せる海や山々に着想を得たと説明した。柳沢重夫市長は「市の観光に有効活用させていただく。このキャラクターを目当てに観光客が来てほしい」と期待を込めた。5日に同市で行われる「灯台ワールドサミット」で紹介コーナーを設ける。
同委員会は灯台の魅力を広く発信する目的で、全国の灯台を擬人化して「燈の守り人」とする取り組みを昨年度から始めた。本年度末までに40灯台のキャラクターが誕生する予定。県内では御前埼灯台が初めて。