熱海土石流の支援活動紹介 浜松市中区で講座
昨年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流に関する学習講座「熱海市土石流災害の支援活動にみる市民の力」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の市防災学習センターで開かれた。

静岡市の「災害対応NPO MFP」の松山文紀代表が講師を務め、聴講した約20人に当時の支援活動を紹介した。松山代表は現地の災害ボランティアセンターで窓口業務を担当した。その際、ボランティア登録に同じ熱海市民から多数の申し込みがあったことから、「市民で市民を支える持続可能な支援体制を目指すことにした」と振り返った。
地元の消防士らが土砂撤去などを行った事例を紹介し、「地元の力を生かすことができた。災害時に自分たちにできることがあると、当事者意識を持つ人が増えたはず」と強調した。