五輪・パラ自転車 杉浦、大池両選手がトーク「応援が力になった」

 静岡県はこのほど、東京五輪・パラリンピック自転車競技に出場した杉浦佳子選手(掛川市出身)と大池水杜選手(島田市出身)によるトークショーを伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開いた。両選手は大会を振り返りながら「応援が力になった」と口をそろえた。

トークショーで東京五輪パラリンピックを振り返る杉浦選手(左)と大池選手=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター
トークショーで東京五輪パラリンピックを振り返る杉浦選手(左)と大池選手=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター

 パラのロード種目で二つの金メダルを獲得した杉浦選手は「地元開催ならではの雰囲気だった。応援がなければ結果を残せなかった」と感謝し、「生きていて良かったと思えた大会」と話した。
 五輪BMXフリースタイル・パークで7位に入った大池選手は「自転車競技の中でもマイナーだったが、五輪のおかげで声をかけてもらえるようになった」と競技の知名度向上を実感。「会場の盛り上がりが必要な競技。声援がパワーになる」と観客のさらなる協力に期待した。
 2年後のパリ大会に向けて杉浦選手は「毎日、昨日の自分を超えることを目標に日々を大切にする」と語り、大池選手は「メダルを目指す。誰よりも観客を沸かせるライディングをしたい」と意気込んだ。同センターで10月30日まで行われた国際大会「ジャパン・マウンテンバイク・カップ」に合わせて開催した。

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