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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 自転車「塩の道」ルート実走調査を主導した 佐藤雄一さん(掛川市)

 静岡県サイクルツーリズム協議会事務局長。自転車人口の増加とニーズの多様化を受けて、ガイド付き自転車旅の普及に注力する。各地の道や景観、食に精通したローカルサイクリストに着眼し、社会参画を促す構想も練っている。コンサルティング業「コンセプト」社長。60歳。

佐藤雄一さん
佐藤雄一さん

 ―県内の特徴をどうみるか。
 「日本有数のバラエティーに富んだゲレンデだ。サイクリストが求めるのは、面白い道と美しい景観、おいしい食の3要素。県内は東部と中部、西部でそれぞれ地形や風土が異なり、食材も豊富。初心者からベテランまで楽しめる道がある」
 ―サイクルツーリズムの現状をどう捉えているか。
 「ロードバイクの台頭とともに、長距離を走るイベントが全国各地に広がった。今は、ただ走るだけでなく、『どんな風に走れば面白いか』を重視する人が増えた。観光資源を生かした自由度の高い自転車旅を提案していきたい。ガイド付きツアーはリピート率が高く、大きな可能性がある」
 ―新次元の自転車旅を目指す上で、鍵になるポイントは。
 「各地のサイクリストの社会参画だ。地元の道や風景を熟知していて、社会との関わりを求めている人は多い。ガイドにふさわしく、地域の磨き上げに不可欠な存在と言える。一緒にローカルならではのツーリズムに仕上げていきたい」
 ―今後の課題は。
 「まだサイクリングをハードルが高い趣味と捉える風潮が残っている。高性能な電動アシスト自転車の普及は追い風。実走調査では未経験者が2日間で170キロを走破した。自転車を日常生活に取り入れて楽しむ価値観を提案したい。確実に地域の魅力を発見できるツールだ」

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