遺族訴状受け、川勝知事「内容を精査」 熱海土石流損賠訴訟

 熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、遺族らが市と県に約64億円の損害賠償を求めた訴訟で、県は28日、訴状が届いたと発表した。川勝平太知事は「訴状の内容を精査し、主張内容を検討していくが、ご遺族や被害者の気持ちを真摯(しんし)に受け止め、誠実かつ適切に対応していく」とコメントした。
 一方で県は、遺族らが土石流の起点を含む土地の現旧所有者らを相手取って起こした損害賠償請求訴訟について、原告側への補助参加は「困難となったと考える」との見解を示した。

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