スクロール、通期予想を下方修正
スクロールは28日、2023年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。巣ごもり需要の反動減などで、売上高は期初予想比6・0%減の790億円、経常利益は22・4%減の45億円、純利益は22・5%減の31億円を見込む。
主力の通販事業で、個人消費落ち込みやさらなる輸送コストの上昇などが収益を圧迫する。eコマース事業でも、価格競争激化や原料価格上昇で採算悪化が見込まれる。
同日発表した22年9月中間連結決算は、売上高が2・1%減の409億6500万円、経常利益は28・4%減の33億7300万円、純利益は27・8%減の23億3300万円で減収減益となった。
同社は次期以降の株主優待制度を現行の年2回から1回に集約すると発表した。カタログ削減や発送コスト減を図る。