脱炭素へ広域連携確認 静岡県中部5市2町首長会議

 連携中枢都市圏を形成する県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は25日、首長会議を焼津市内で開いた。2023年度の事業として、広域で連携した脱炭素推進のほか、インバウンドや大井川流域ニューツーリズムを促進する方針を確認した。

会合後に記者会見する首長。脱炭素を推進する方針などを確認した=焼津市内
会合後に記者会見する首長。脱炭素を推進する方針などを確認した=焼津市内

 会合は非公開で、終了後に各首長が記者会見した。
 国が選定する「脱炭素先行地域」を見据え、各地の事例調査をスタートすることに合意した。田辺信宏静岡市長は「地域を元気にしながら広域で脱炭素を図る可能性を探りたい」と話した。環境省地球温暖化対策課の職員らも出席した。
 首都圏や台湾でのテストマーケティングによる圏域経済拡大や、合同での移住イベント実施、サーフイベント開催、大井川鉄道のSLを生かした観光促進、東海道の歴史・文化の発信強化なども展開するとした。

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