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静岡人インタビュー「この人」 電話応対コンクール県大会で優勝 海野奈緒美さん(富士市)

 日本電信電話ユーザ協会静岡支部が主催する県大会で頂点に立ち、11月18日に山口市で開かれる全国大会に県代表として出場を決めた。建設システム(富士市)勤務。36歳。

海野奈緒美さん
海野奈緒美さん

 ―優勝の心境は。
 「想定外というのが正直な感想。これまで大会に7回出場したが、うち5回は地区予選を突破できず、県大会にすら進めていなかった。他の出場者も素晴らしい電話応対ばかりだったので、優勝した実感がなく、夢のような気分が続いている。職場の上司や先輩が支援してくれたおかげと感謝している」
 ―どんな準備をして大会に臨んだか。
 「特別な練習を積み重ねてきたわけではない。建設業者向け施工管理ソフトウエアの開発や販売を手掛ける企業で、問い合わせ応対する業務を担っていて、日頃培ったコミュニケーション力を発揮するつもりだった。本番は緊張したが、気負わずに受け答えができた」
 ―普段の電話応対で心掛けていることは何か。
 「お客様が話している内容を、きちんと受け止めることが何より大切と思っている。相手が何を求めているのか把握しないまま対応を急ぐと、すれ違いが生じてしまう。言葉遣いひとつでお客様の気持ちを害すると、常に肝に銘じている。相手が電話を切る際に『ありがとう』と言ってもらえた時にやりがいを感じる」
 ―全国大会への意気込みを。
 「どんな質問にも臨機応変に対応できるよう腕に磨きをかけ、県代表として全力を出し切る。全国大会はレベルの高さに圧倒されると思うが、他の出場者から多くを学べる機会でもある。今後の業務に生かせる技術を少しでも吸収してきたい」
 (経済部・薮崎拓也)

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