記者コラム「清流」 コロナ終息の入り口に

 新型コロナウイルスの水際対策大幅緩和や全国旅行支援の開始-。国の取り組みにウィズコロナを感じる。週末には、周辺市町のイベントも復活している。
 清水町は地域通貨の利用促進を目的に、町内の個店が集まる催しを実施。多くの町民らが降雨の中、店の前に列を作っていた。裾野市でも市民向けの「ふれあいフェスタ」が開催された。出展者の1人は盛況ぶりに驚きながらも笑顔を浮かべていた。にぎわいの中、子どもたちが露店の食べ物をほおばったり、走り回ったりする姿を見るのは久しぶりで2019年にタイムスリップした気分になった。
 復活をうれしく感じながら、「コロナで中止」の記事をもう書きたくないと思う。できる対策を続けて今秋をコロナ終息の入り口にしたい。
 (東部総局・山本萌絵佳)

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