長泉で金融懇談会 地元機関と連携へ コワーキング視察も
長泉町商工会(白砂清一会長)と静岡財務事務所(清水宏一所長)はこのほど、同町の下土狩連合区会館で金融懇談会を開いた。地元金融機関、保険会社、商工会の担当者ら約20人が参加し、JR下土狩駅前に今月開設したコワーキングスペースも視察した。

スペースは町の受託で日の出企画(三島市)が運営。学生や女性起業家、会社員らを創業支援し、まちづくりの担い手育成や地域活性化拠点として活用する。同社の山田知弘代表は「金融機関、商工会と連携し創業支援や活性化につなげたい」と連携を呼びかけた。
懇談会では、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減った中小企業に実質無利子・無担保で融資する「ゼロゼロ融資」の終了間際に、駆け込み利用する事業者が多かったことや、若者や外国人労働者の人手不足など、事業者の現状について意見交換した。