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地元間伐材を本箱に 藤枝・瀬戸谷小児童が卒業制作

 藤枝市の瀬戸谷小の6年生11人が17日、卒業記念制作として、瀬戸谷地区の山林の間伐材を使った本箱づくりに取り組んだ。学校近くの建設会社「スギヤマ建築」で組み立て作業に臨んだ。

真剣な表情で本箱づくりに取り組む児童=藤枝市のスギヤマ建築
真剣な表情で本箱づくりに取り組む児童=藤枝市のスギヤマ建築

 同社が事前に間伐材を成型してそろえた木材を使用した。本箱は書籍数に合わせて収納量を調整できるスライド式。子どもたちは出来上がりを想像しながら、丁寧にくぎを打ち込んでいった。
 瀬戸谷中学校区コミュニティースクールディレクターの黒山金苗さんが企画し、同社に協力を呼びかけた。黒山さんは「子どもの思い出づくりとともに、山林の保護といった環境問題について考える機会になれば」と話した。大工に憧れているという山田蓮介君(12)は「組み立て順序が難しかったけど楽しかった。教科書を入れるのに使いたい」と語り、真剣にハンマーを握っていた。

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