落語とジャズ♪絶妙セッション 春風亭昇太さん出演 浜松

 第30回ハママツ・ジャズ・ウィーク(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は4日目の18日、「ジャズと落語のスペシャルエンターテインメントショー」を同市中区のUホールで行った。静岡市清水区出身の落語家春風亭昇太さんと、同市葵区出身のジャズ歌手ウィリアムス浩子さんが即興性を共通点とする落語とジャズのコラボレーションを披露。会場は笑いと音楽に包まれた。

ジャズと落語がコラボしたショーを披露する春風亭昇太さん(左)とウィリアムス浩子さん=浜松市中区の市勤労会館(浜松総局・二神亨)
ジャズと落語がコラボしたショーを披露する春風亭昇太さん(左)とウィリアムス浩子さん=浜松市中区の市勤労会館(浜松総局・二神亨)

 英国のバラード「スカボロー・フェア」など7曲を熱唱したウィリアムスさんらの公演に続いて昇太さんが登壇し、落語に合わせた効果音をジャズ奏者が奏でた。お化けが登場する場面ではピアノの低音が恐怖を感じさせるような雰囲気を演出し、楽しい場面ではサックスが軽快に鳴り響いた。話の合間にウィリアムスさんの歌が入り、昇太さんがハーモニカを吹く一面も見られた。
 昇太さんは「落語はその日のお客に合わせたお題をやりなさいと言われるが、ジャズもそう。場所を選ばないところも共通点」と語った。ウィリアムスさんとの対談では「(稽古などより)きょうが一番うまくいった」と会場の笑いを誘った。

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