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「伊豆」の文化発信強化 川勝知事と半島10市町サミット

 川勝平太知事と伊豆半島地域5市5町の首長が地域課題を話し合う伊豆半島地域サミットが17日、熱海市内のホテルで開かれた。日中韓の3都市による文化芸術交流事業「東アジア文化都市」の2023年の国内開催都市に本県が選ばれたことなどを踏まえ、県と市町が連携して伊豆地域の文化発信を強化していくことを確認した。

文化発信などで静岡県と市町の連携強化を確認した伊豆半島地域サミット=17日午後、熱海市
文化発信などで静岡県と市町の連携強化を確認した伊豆半島地域サミット=17日午後、熱海市

 伊豆の国市の山下正行市長は、伊豆半島の歴史文化や自然の魅力発信の拠点となる県立歴史文化博物館の設置を提案。伊豆市の菊地豊市長も、全国文学サミットを開催して伊豆半島から質の高い文化を発信したいと述べた。下田市の松木正一郎市長は伊豆半島に県営の運動公園の整備を要望した。
 川勝知事は文学や温泉を活用した文化発信に前向きな姿勢を示し、博物館や運動公園についても「県が本格的にやらなければいけない。23年に静岡県は文化首都になる。国にも働きかけたい」と述べた。
 地域の安全安心について、熱海市の斉藤栄市長は、不適切な盛り土造成を防ぐために「森林法や廃棄物処理法などの法令の解釈を可視化し、県と市町がしっかり運用して悪質業者を排除していくことが重要だ」と指摘。東伊豆町の岩井茂樹町長は「県盛り土規制条例の運用をあまり厳しくすると残土の処分場所がなくなる懸念もある。優良事業者のための出口を確保することも大切」と述べた。

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