飯塚翔太選手 御前崎市スポーツ親善大使に 世界選手権にも意欲
御前崎市は16日、同市出身でロンドン、リオデジャネイロ、東京の五輪3大会に出場した陸上選手の飯塚翔太さん(31)=ミズノ=を市のスポーツ親善大使に任命した。スポーツを通じて地元の魅力を内外に発信してもらう狙い。同市の浜岡総合運動場で行われたランニング教室で、柳沢重夫市長が委嘱状を手渡した。

任期は3年。飯塚さんは教室に参加した児童を前に「皆さんの頑張りや市の魅力を伝えていきたい。任期の2025年は東京で世界選手権が開かれる。5度目の出場という自分の目標も達成できるよう頑張ります」と力強く誓った。
教室には市内外の小中高生約170人が参加した。飯塚さんは「力を抜けば腕を速く振れる」「スタートは地面に顔をめり込ませるイメージで」などとアドバイス。児童との競走では抜群の加速力を見せつけた。
地元の陸上クラブ「浜岡LDC」の福田健君(12)=浜岡東小6年=は「競走では足音が聞こえないうちに後ろから抜かれて驚いた。自分も五輪に出たい」と目を輝かせた。