テーマ : 藤枝市

特殊詐欺防止、孫世代が訴え 焼津で高齢者宅訪問

 大学生を中心に活動する防犯ボランティア「しずおか・ぴーす」に所属する2人が14日、焼津市内の高齢者宅を訪れて特殊詐欺の被害防止を訴えた。相次ぐ特殊詐欺被害を抑止するために何ができるかを話し合い、県警に「孫世代が高齢者に直接呼びかけた方が効果的」と提案して共に活動した。

高齢者宅を直接訪問し、特殊詐欺電話の注意を呼びかける防犯ボランティアの学生たち=焼津市駅北
高齢者宅を直接訪問し、特殊詐欺電話の注意を呼びかける防犯ボランティアの学生たち=焼津市駅北

 参加したのは常葉大4年の里見莉世さん(21)=静岡市葵区=と静岡大3年の高橋理菜さん(20)=藤枝市=。焼津署員や県警生活安全企画課員とともに3軒を回り、被害防止を啓発するチラシを手渡した。
 焼津市駅北の加藤洋子さん(88)宅では、裏面に「他人に『お金』『カード』は渡さない」などの注意事項を記したメンバーオリジナルの名刺を2人が手渡し、「不審な電話があったらこの名刺を見て」と声をかけた。
 加藤さんから自宅にかかってきた不審電話の体験談を聞いた高橋さんは「身近な犯罪だと実感した。啓発活動により力を入れていきたい」と語った。

いい茶0

藤枝市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞