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静岡人インタビュー「この人」 豊漁祈願や太鼓祭りで知られる舞阪・岐佐神社の神職に就いた 高柳敦(たかやなぎあつし)さん(浜松市西区)

 貝の神様をまつることから漁業の守り神として信仰を集める浜松市西区の岐佐神社で、第19代宮司の父壮さんを継いだ。3月、全国に二つしかない神職を育てる大学の一つ国学院大の神道文化学部を卒業し、禰宜(ねぎ)を拝命した。趣味は散歩と料理。愛読書は、穏やかな気持ちになれるウォン・ジェフン作の「世の中に悪い人はいない」。23歳。

高柳敦さん
高柳敦さん

 -若くして神職に就く決心は。
 「幼い頃から、地域とのつながりを大事に仕事をする父の姿を見て育った。神職の家に生まれ、地域とともに歩んできた神社を守っていかなければいけないと高校生のときに決心した。大学を出て奉職することは自然だった」
 -半年で気付いたことは。
 「地域の方々が、毎日お参りに来てくれたり、月2回の境内の掃除を手伝ってくれたりする姿を見て、敬神の念のあつさ、神社を大切に思ってくれていることを改めて感じた」
 -日常の仕事で心がけていることは。
 「自然な流れで足を運び、正しい角度で礼をするという基本的な所作を大事に、丁寧な作法で神事に臨むことを心がけている。神職に就く『奉職』という言葉にもあるように、神様にご奉仕するという気持ちを忘れずに日々務めている」
 -目指す方向性は。
 「信頼を得ることに近道はない。真摯(しんし)に取り組むことが信頼につながっていくと思う。まだまだ未熟者、地域の方々に叱咤(しった)激励を受け、少しずつ父や祖父に近づきたい。インスタグラムも始めた。神社の四季の移ろいや祭りの発信を通して、新しいつながりも模索していきたい」

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