追っかけわたしの特集

特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 マルシェで司法書士バーを出店した 杉本直人さん(藤枝市)

 藤枝市で司法書士法人よつばを構える。2012年に開業し、22年9月に法人化した。藤枝、掛川の両市を拠点に活動する。7月にJR藤枝駅北側で開催されたマルシェ「ひのでのひ」で、司法書士と大学生が運営するバーを構えた。38歳。

杉本直人さん
杉本直人さん

 -バー出店の経緯は。
 「司法書士事務所は敷居が高く、足を踏み入れにくいと思われがち。地域に開かれた場所にしたいと考えていた。大学生と一緒に地域企業の課題解決を考える企画の一環で実現した。若者ならではの発想を取り入れることができたし、過去に飲食店で勤務した経験も生きた」
 -出店した効果は。
 「オリジナルカクテルなど68杯を売り上げた。『面白い』『珍しい』などと声を掛けてもらえたので、意外性があったのだろう。雑誌に出す広告でもデザイナーと協力して目を引く内容を心掛けるなど、司法書士事務所らしくない柔らかな発信方法を意識している」
 -事務所の運営方針は。
 「高齢者や障害者、生活困窮者の支援のほか、使いやすいサービスの追求などを目指している。自分自身が高校と大学を中退し、苦しい時期を過ごした経験があることが原点になっている。法律相談を受けるだけでなく、進んで外に出て活動したい。気軽に相談できる場所があると知ってもらい、トラブルの早期解決につなげられたら」
 -今後の抱負を。
 「法律相談は関係を築くための入り口に過ぎない。例えば借金問題では法的に整理するだけでなく、生活の立て直しを含めて支援し、関係機関につなぐ必要もあると考えている。貧困や格差、差別など社会が抱える問題そのものを考え、解消につなげる取り組みも展開したい」

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む