新米「するがの極」発売 「ラブライブ!」と連携“フェス” 静岡県東部の新ブランド
静岡県東部の新しいブランド米「するがの極(きわみ)」の新米販売が13日、始まる。JAふじ伊豆(沼津市)と県、産地4市町でつくる推進協議会は多くの消費者に味わってもらおうと、地元の飲食店や人気アニメ「ラブライブ! サンシャイン‼」と連携したキャンペーン「するがの極フェス」を展開する。

「きぬむすめ」の中から厳選した一等米で、芳しい香りと口いっぱいに広がるうまみが特長。今年は夏の大雨と日照不足に見舞われたが、生産管理の徹底で食味が高く、甘みや香りのバランスがとれた上質な新米が実ったという。昨年度より68%多い141トンの収穫を見込む。
流通量が増えたため、初めてキャンペーンを企画した。沼津市が舞台になった「ラブライブ! サンシャイン‼」の書き下ろし特別パッケージを新たに採用。産地4市町(沼津、裾野、長泉、清水)の飲食約40店舗が参加し、するがの極を使ったメニューを提供する。期間は11月18日から12月4日まで。
同JAの担当者は「するがの極を知ってもらうとともに、県内外から来訪者を呼び込み、コロナ禍の地元飲食店の盛り上げにつなげたい」とPRする。旧JAなんすん管内のブランド米だったが、合併に伴って来年度から周辺市町にも産地を広げるという。