奉納相撲4年ぶり白熱 年若、豪快投げ技も 御前崎・高松神社 

 御前崎市門屋の高松神社で8日、伝統の奉納相撲が行われた。台風と新型コロナウイルス禍による中止を経て4年ぶりの開催で、氏子4町(門屋、合戸、塩原新田、菊川市河東)の若者が熱戦を繰り広げた。

4年ぶりの奉納相撲で熱戦を繰り広げる年若=御前崎市門屋の高松神社
4年ぶりの奉納相撲で熱戦を繰り広げる年若=御前崎市門屋の高松神社
取組の前に掲げられる手書きの「懸賞旗」=御前崎市門屋の高松神社
取組の前に掲げられる手書きの「懸賞旗」=御前崎市門屋の高松神社
4年ぶりの奉納相撲で熱戦を繰り広げる年若=御前崎市門屋の高松神社
取組の前に掲げられる手書きの「懸賞旗」=御前崎市門屋の高松神社

 各町から「年若」と呼ばれる20~30代の男衆が出場した。「花相撲」「一番相撲」に続いて小結、関脇、大関の名が付いた「三役相撲」を行った。取組の前には地元の消防団や農園などの名前を手書きした「懸賞旗」も掲げられた。同体による取り直しの一番や豪快な投げ技が飛び出す場面もあり、土俵周りで見守った人々は大相撲さながらの真剣勝負に大きな声援と拍手を送った。
 同神社の秋の例祭に合わせて行う奉納相撲は約200年の歴史があるとされる。例年は子ども相撲も30~40番取っていたが、今年は感染拡大防止の観点から中止した。
 (御前崎支局・木村祐太)

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