テーマ : 裾野市

記者コラム「清流」 秋の裾野

 眼前に広がる一面のススキ野原-。富士山麓の標高約900メートル、裾野市須山の十里木高原は毎年秋ごろに訪れているお気に入りのスポットだ。階段を上った展望台からは、雄大な霊峰を遮蔽(しゃへい)物なく望むこともできる。ほんのりと冠雪した富士山と白い穂が揺れる光景に、秋の到来を実感した。
 クリやギンナンの収穫、パノラマロードに咲くコスモス、日本一早いスキー場のオープンなど、秋と冬への季節の移ろいは同市で最初に実感することが多い。じゅうたんのように広がるススキを眺めながら、次はどんな秋を楽しもうかと思いを巡らせた。
 自宅のある沼津市でも肌寒い日が続き、秋めいてきたと感じる。富士の裾野からやってくる秋本番を思う存分味わいたい。

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