東海道巡って集めて「御宿場印」 日本橋―三島、観光促進で9信金協力 駅前の観光案内所などで販売

 東京・日本橋から三島へと連なる12カ所の旧宿場町で印章を集める「東海道御宿場印めぐり」が10月7日から、各地区で始まる。それぞれのエリアに本支店を置く信用金庫が連携し、新型コロナウイルスの影響で落ち込む地域経済の活性化を図る。三島市では観光協会が独自のサービスも用意し、地域へのさらなる周遊促進を狙う。

販売する三島宿の御宿場印と台帳=三島市
販売する三島宿の御宿場印と台帳=三島市

 「御宿場印」は神社や寺院での御朱印、城での御城印にちなんで考案され、今回は9信用金庫が作成にかかる初期費用を各参加宿に寄贈する。JR駅前の観光案内所などで御宿場印を購入でき、宿場の愛好者らに各地区の魅力を感じながら周遊してもらうことで消費、観光を盛り上げる。それぞれ価格は300円で、御宿場印を収める台帳(2800円)も販売する。
 三島市観光協会は、三島宿の御宿場印を購入した人にカードをプレゼントし、記載のQRコードから佐野美術館、楽寿園、三嶋大社宝物館で使えるデジタル割引クーポンを提供する。12月末までは、カードの裏側にあるツイッターのハッシュタグで投稿すると三島柄の風呂敷が抽選で当たる。
 御宿場印めぐりは来年1月に湖西市の白須賀宿まで広がる予定。

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