マラソン転落死亡事故 焼津市、遺族と和解へ

 焼津市で2014年4月に開かれたマラソン大会に参加した女性=当時(20)=が会場付近の岸壁から海中に転落し死亡し、女性の遺族が主催者の市とNPO法人市スポーツ協会に損害賠償を求めた訴訟は5日、市が遺族に300万円を支払うことなどで和解が成立する見通しになった。市議会9月定例会は同日の最終本会議で、市が提出した和解案を可決した。
 和解条項では、市と同協会が大会の安全な運営・遂行に努めることを約束した上で、女性の遺族に計300万円の見舞金を支払う―などと記されている。10月に東京高裁で和解が成立する見通し。
 訴状などによると、女性は完走後に気分が悪くなり、市内の海岸で休憩していた際に海に転落した。周囲の人に発見され助けられたが、敗血症で死亡した。
 訴訟を巡っては、静岡地裁が3月、市などに損害賠償を命じる判決を出した。市はこれを不服として東京高裁に控訴していた。

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