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静岡人インタビュー「この人」 静岡茶の魅力を発信する 辻せりかさん(静岡市葵区)

 茶の需要開拓に取り組む会社「AOBEAT(アオビート)」を2021年に立ち上げた。茶を観光資源と捉え、幅広い世代への魅力発信や、地域活性化に力を注ぐ。31歳。

辻せりかさん
辻せりかさん

 -事業を立ち上げるまでの経緯は。
 「県中部5市2町の観光まちづくり組織(DMO)で働く中で、茶づくりに情熱を注ぐ農家と出会う機会がたくさんあった。一方、リーフ茶の需要低迷や担い手不足などを痛感し、適正な価値で販売できていない現状を残念に感じることも多かった。仲間と一緒に静岡茶の価値を発信していきたいとの思いを強くした」
 -主な活動内容は。
 「茶畑に作ったテラス席から眺める景色と、おいしいお茶を楽しむ『茶の間』を県内各地で運営している。SNSで反響を呼び、家族旅行の行き先や写真撮影スポットなどとして利用が広がっている。茶の間事業を一緒に手がける農家の茶をPRする企画も進めている」
 -静岡浅間通り商店街(静岡市葵区)に持ち帰り専門のティースタンドを開いた狙いは。
 「急須で入れて飲むお茶に、難しいイメージを抱く層への魅力発信を目指している。煎茶や釜いり茶に自然由来のハーブ、スパイスなどをブレンドし、今までになかった味わいを提案したい。夏場は茶のシロップを使い、かき氷づくりに挑戦した。冬場は茶にショウガを配合するなど、四季に合わせた商品づくりも考えていく」
 -今後の展望を。
 「商品のブランド化を進めていく。ティースタンドのサービス充実や、観光の知見を生かした外国人観光客(インバウンド)向けのアピール、海外販路の開拓にも取り組みたい」
 (経済部・平野慧)

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