作成書類「資格確認を」 行政書士会西遠支部 浜松市に協力依頼
静岡県行政書士会西遠支部(新井周一支部長)は3日、無資格者が行政書士を装って官公庁に作成書類を提出する懸念があるとして、市役所窓口で申請者の身分確認の徹底を求める協力依頼を浜松市に行った。

同支部によると、関係法令で制限される以外は、業として官公庁に提出する書類の作成や代理人提出ができるのは行政書士に限られている。同市議会は2012年に身分確認徹底の請願を採択したが、経年による形骸化の恐れがあるとして、同支部は10月の行政書士制度広報月間に合わせて、代理人申請の際には身分確認を徹底するよう、市にあらためて要請した。
新井支部長ら4人が市役所を訪れ、各課などを回って協力を呼びかけた。新井支部長は「県民の不利益にならないよう、無資格者による書類の作成・提出を排除していきたい」と話した。