宇宙の不思議に迫る 焼津で「子ども教室」 リュウグウの石、橘教授講演

 焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館で1日、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの石を分析するチーム統括を務める東京大大学院の橘省吾教授を講師に招いて「子ども宇宙教室」が開かれた。橘教授は最新の調査結果を紹介しながら、宇宙の不思議について講演した。

リュウグウの石について講演が行われた「子ども宇宙教室」=焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館
リュウグウの石について講演が行われた「子ども宇宙教室」=焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館

 橘教授は小惑星の石について「地球誕生の歴史といったいろいろなことを教えてくれる」と指摘し、成分を分析することで宇宙の謎を解き明かすことができると強調した。
 統括するチームで分析したところ、石の中にわずかな量の水が残っていたことを紹介した。橘教授は「リュウグウの声を聞く作業はまだまだ続く」と締めくくった。
 

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