昨年度の発掘調査 土器など成果展示 静岡市、登呂博物館

 静岡市は14日まで、昨年度の発掘調査などの成果を発表する「市文化財展」を同市駿河区の登呂博物館で開いている。

静岡市内の遺跡から出土した土器などが並ぶ市文化財展=同市駿河区の登呂博物館
静岡市内の遺跡から出土した土器などが並ぶ市文化財展=同市駿河区の登呂博物館

 市内3カ所の遺跡で発見された陶磁器や土器などを、遺構の写真とともに展示している。古墳時代の竪穴住居跡などが確認された村下遺跡(清水区北脇)で見つかった甕(かめ)や、史跡小島陣屋跡(同区小島本町)から出土した皿やわんなどが並ぶ。
 劣化が進まないように保存処理した宗小路古墳(駿河区丸子)出土の金属製の副葬品も紹介している。中でも獅子が牙をむいているデザインを施した獅噛環頭大刀(しがみかんとうたち)の把頭(つかがしら)は全国的に珍しいという。
 市文化財展は10、11月、由比文化財管理センター(清水区由比北田)や中央図書館(葵区大岩本町)、JR静岡駅北口地下広場しずチカでも開催する。

 

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