⚽エスパルス選手が土砂撤去 台風15号被災の清水区布沢

 サッカーJ1清水エスパルスの選手が1日、台風15号被害が出ている静岡市清水区布沢を訪れ、土砂の除去作業を手伝った。

住宅に流れ込んだ土砂の撤去作業に取り組む清水エスパルスの選手たち=静岡市清水区布沢
住宅に流れ込んだ土砂の撤去作業に取り組む清水エスパルスの選手たち=静岡市清水区布沢

 山間地の布沢地域は、沢をつたって集落に大量の土砂が流れ込み、現在も数世帯の家屋で土砂を取り除けていない状態。選手11人は2階建ての1階部分がほぼ埋まった家に足を運び、土や泥をスコップでかき出したり、家財を運び出したりした。災害ボランティアも活動していて、協力し合いながら約2時間取り組んだ。
 参加した山原怜音選手(23)=JFAアカデミー福島出身=は「自分たちがホームタウンの静岡のために何かできることはないかという思いで来た」と汗を拭った。実家の土砂除去を手伝ってもらった井上薫さん(60)は「本当にありがたい。エスパルスのファンなので元気ももらえた」と喜んだ。
 同日は当初、ジュビロ磐田とのリーグ戦が予定されていたが、台風15号の被害の影響で22日に延期となった。

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