静岡市の災害ごみ「仮置き場」 清水駅東口の遊休地を選定

 静岡市は30日までに、台風15号に伴い同市清水区で発生した大量の災害ごみを収容する正式な仮置き場として、JR清水駅東口のENEOS(エネオス)清水油槽所遊休地を選定した。災害廃棄物処理計画に基づく対応で、10月3日から受け入れを始める予定。

静岡市が災害ごみの正式な仮置き場とすることを決めたエネオス清水油槽所遊休地=7月、静岡市清水区袖師町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
静岡市が災害ごみの正式な仮置き場とすることを決めたエネオス清水油槽所遊休地=7月、静岡市清水区袖師町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
公園に山積する災害ごみ=30日午前10時半ごろ、静岡市清水区
公園に山積する災害ごみ=30日午前10時半ごろ、静岡市清水区
静岡市が災害ごみの仮置き場に決めたエネオス清水油槽所遊休地
静岡市が災害ごみの仮置き場に決めたエネオス清水油槽所遊休地
静岡市が災害ごみの正式な仮置き場とすることを決めたエネオス清水油槽所遊休地=7月、静岡市清水区袖師町(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
公園に山積する災害ごみ=30日午前10時半ごろ、静岡市清水区
静岡市が災害ごみの仮置き場に決めたエネオス清水油槽所遊休地

 被災から1週間。清水区では水に漬かり、使えなくなった家電や家具など災害ごみの回収、処理が遅れ、公園や道路脇などに山積みになっている。横砂地区の男性は「地域住民でボランティアを組織し、軽トラックでごみを回収した。1カ所に集めざるを得なかった」と話す。
 清水油槽所遊休地は、今春環境省が「脱炭素先行地域」に指定した場所。同社の次世代エネルギー施設設置工事のエリア外に災害ごみを集積する。遊休地は新サッカースタジアムの建設候補地としても近年注目されている土地だ。
 静岡市は遊休地以外の1カ所も災害ごみの仮置き場とする方向で調整している。宅内に流入した土砂などについても、日の出地区で市が計画する海洋文化施設建設予定地など数カ所を調整中。

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