共生社会実現へ 福祉の人材養成 静岡でフォーラム、事例学ぶ

 障害の有無にかかわらず誰もが平等に尊重される社会の実現に向けた人材養成研修「共生社会フォーラム」(厚生労働省主催、県手をつなぐ育成会など主管)が29日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。福祉職関係者ら約100人が参加し、福祉サービスの質向上のための事例を学んだ。

共生社会実現に向けた人材育成研修=静岡市駿河区のグランシップ
共生社会実現に向けた人材育成研修=静岡市駿河区のグランシップ

 2016年に起きた相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件を受けて厚労省が始めた事業で、県内では初開催。
 講師を務めたNPO法人アートコネクトしずおかの遠藤次朗理事は障害者による美術作品を紹介した。福祉施設には「個性や才能を持った利用者がいる」とし、「社会や人とのつながりをつくるためにアートを生かして」と強調した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞