実質的孤立解消遠く 資機材など不足 台風15号豪雨災害

 静岡県などは28日、台風15号による被害で一時3市町(静岡市、島田市、川根本町)で約600世帯あった孤立住宅について、復旧作業により計29世帯になったと発表した。ただ、依然として支援の手が行き届いていない集落もあり、実質的な解消にはまだ時間がかかりそうだ。=関連記事31面へ
 県によると、28日現在で孤立しているのは静岡市葵区中藁科の3地区5世帯13人、同清水区両河内の11世帯31人、島田市の川根地区2世帯7人、川根本町の壱町河内地区の11世帯26人。
 静岡市は一時、孤立集落が19地区578世帯に上ったが、27日夜までに大部分で土砂の撤去や迂回(うかい)路の確保ができたとした。孤立が続く地区も徒歩で通行できる道の確保やヘリによる地域外への避難が完了し、物資の供給や住民の健康状態に問題はないとする。
 しかし、清水区の布沢地区では土砂を撤去する資機材や人手が不足しているほか、車両が壊れ市街地まで移動できない住民もいる。葵区の水見色地区では林道が迂回路として使えるようになったが、通行には依然として危険が伴う。
 島田市の孤立は27日に橋の仮設が完了し、徒歩での通行ができるようになった。川根本町では倒木や土砂崩れが数キロに及び、解消には至っていない。

あなたの静岡新聞 アプリ