「日本のなぜ?」調査解説 外国人が学習成果を発表 浜松

 浜松市外国人学習支援センターは27日、定住外国人を対象にした日本語初級クラスの学習者によるプロジェクトワーク発表会を西区の同センターで開いた。参加者はゼロレベルから半年間学習したベトナムとフィリピン出身の10、20代の3人。関心を持った日本の生活文化について学習支援者らにアンケート調査し、結果から得た気づきなどを日本語で披露した。

日本語を学んだ成果を披露した発表会=浜松市西区の市外国人学習支援センター
日本語を学んだ成果を披露した発表会=浜松市西区の市外国人学習支援センター

 ベトナム出身のミナミ・ハイフォンさんは、日本人が旅行を好む背景について「リフレッシュや多様な経験をしたいとの思いがある」と分析。日本の街がきれいでごみが少ない点を調べたフィリピン出身のクリスチャン・マリナイさんは「きれい好きで子供の頃から家や学校でルールを教えられている。そんな日本で働きたい」と語った。
 フィリピン出身のアリッサ・コヤマさんは60歳以上になっても働く日本人が多い就労文化に注目。「社会の役に立つことを希望し、経験を若い世代に伝えたいと感じた。日本のライフスタイルを見習えたら」とまとめた。
 日本語学習の支援者らが聴講し、発表後の交流会で語学力向上の努力をたたえた。

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