災害に強いまち議論 掛川・大浜中 白地図使い実習

 掛川市大坂の大浜中の生徒が26日、同校で防災学習に臨んだ。地域防災訓練(12月4日)への参加に向けて、全校生徒271人が災害に強いまちの特性や危険箇所について話し合った。

白地図に病院や工場などを配置する実習に取り組む生徒=掛川市の大浜中
白地図に病院や工場などを配置する実習に取り組む生徒=掛川市の大浜中

 生徒は小グループに分かれて、架空のまちの白地図に住宅地や学校、病院、石油コンビナートなどを配置する実習に取り組んだ。3年永坂羽渚さん(14)は「工場などの場所をどうするか、メリットとデメリットを考えた。自分たちが住んでいる地域と重ね合わせて、災害に強いまちづくりを考えていきたい」と話した。
 ビデオ会議システムを使って、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県宮古市の職員の講話にも耳を傾けた。同校は6月以降、校区の各区長との打ち合わせを重ねて災害時の役割を考える学習に取り組んでいる。地域防災訓練では、防災の担い手として各地区で成果を披露する。

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