大量の災害ごみ 静岡市清水区、仮置き場ひっ迫 台風15号

 台風15号により県内で最大規模の浸水被害に見舞われた静岡市清水区。復旧作業が本格化した25日には、自治会が急きょ設置した仮置き場に破損した家具や畳などが運び込まれ、大量の災害ごみが積み上がった。市は通常のごみ収集と並行し、26日ごろから災害ごみの特別収集に乗り出す方針で調整している。

浸水被害で発生した災害ごみ=25日午後、静岡市清水区
浸水被害で発生した災害ごみ=25日午後、静岡市清水区

 巴川沿いの押切地区の公園にある仮置き場は25日昼、壊れた家電製品や戸棚などで敷地の半分が埋まった。押切南自治会の男性役員は「床上浸水の被害が多かったため、急いで公園を管理する市と調整してごみ置き場を設けた」と言う。ただ、SNSなどで情報が広がり、同自治会の住民向けの仮置き場に他地域の住民がごみを持ち込む姿も。男性役員は「他の場所にも早く設置するべきだ。市には災害時のごみ置き場のルールをしっかり決めてほしい」と求めた。
 同区石川本町で電器店を営む植田多恵子さん(73)は自宅兼店舗が床上まで浸水し、商品が被害を受けた。「水道の水が出にくいので片付けが進まず、いつ終わるか見通せない」と汗をぬぐった。
 市によると、災害廃棄物処理計画に基づく正式な仮置き場は25日時点で決まっておらず、各自治会が個別の調整でごみの置き場所を確保している。担当者は「災害の規模や種類により使える場所が異なるため、事前に仮置き場を確保するのは難しい」と話した。

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