盛り土崩落し住宅3棟損壊 9歳男児ら3人負傷 浜松市天竜区
台風15号の影響で、浜松市天竜区緑恵台では24日午前0時15分ごろ、盛り土が置かれていたとみられる崖が地滑りを起こして一般住宅3棟が倒壊、3人がけがをした。同区の市道天竜仲町山王線の嘨月(しょうげつ)橋の一部が損壊する被害もあった。
土砂が流れ込んだ3棟のうち、同居していた父(63)、母(41)、長男(9)の3人がそれぞれ軽傷を負った。残り2棟の住民は家を自力で脱出してけがはなかった。
現場は同市浜北区の国立病院機構天竜病院から約3キロの坂道が多い住宅街。複数の地域住民によると、隣接し合う3棟の裏側の土地には盛り土が積まれていたという。数年前に運び込まれた建設残土とみられ、今回の大雨で崩壊した可能性がある。
嘨月橋は同日午前2時ごろ、中央部分の橋脚と橋桁が流された。復旧のメドは決まっていない。