宿場町で芸術イベント 湖西市、体験や作品展 25日まで

 湖西市白須賀の白東館(旧食堂「吾妻屋」)で23日、芸術イベント「浜名湖のその先へ」が始まった。地元出身の女性らが、人口減少が続く地区ににぎわいを生み出そうと初めて企画した。25日まで花や草木を使った作家3人によるアート体験会や作品展示を繰り広げる。

広間を活用し、アート体験会や作品展示を行っている会場=湖西市白須賀の白東館
広間を活用し、アート体験会や作品展示を行っている会場=湖西市白須賀の白東館
Sarahaさん(左)から花を使った砂糖菓子作りのアドバイスを受ける参加者=湖西市白須賀の白東館
Sarahaさん(左)から花を使った砂糖菓子作りのアドバイスを受ける参加者=湖西市白須賀の白東館
広間を活用し、アート体験会や作品展示を行っている会場=湖西市白須賀の白東館
Sarahaさん(左)から花を使った砂糖菓子作りのアドバイスを受ける参加者=湖西市白須賀の白東館

 企画したのは、東京を中心にアロマセラピストなどとして活動するSarahaさん(38)=神奈川県在住=らのグループ。2年前まで両親が営んでいた食堂「吾妻屋」の建物を活用し、人が集まれる場を提供しようと準備した。
 吾妻屋の前身は、江戸時代から旧東海道の白須賀宿で営まれた旅籠(はたご)の東屋(別名「白東館」)。イベントでは、かつての雰囲気が残る50畳の広間を生かした。
 初日は市内の親子ら13人が参加し、花を使った菓子作りに取り組んだ。講師のSarahaさんから指導を受けながら、シロップに漬けたキンモクセイや寒天、砂糖で菓子を作り、花の香りや味、色合いを楽しんだ。
 24日午前10時と11時からはフラワーアレンジメント、25日午前10時半からは砂糖菓子作りを行う。各回定員8人で、参加希望者は直接会場へ。Sarahaさんは「白東館をイベントなどに活用できる人がいれば貸し出したい」と、継続的な人の呼び込みにも期待した。
 

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