送迎バス安全管理指針 静岡県、独自に策定へ 知事表明

 静岡県の川勝平太知事は22日の定例記者会見で、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児が送迎バス内に置き去りにされ死亡した事件を受け、県独自の安全管理指針を10月中に策定する方針を明らかにした。職員が園児を見落とさないようにするための安全装置の活用も検討する。

静岡県庁
静岡県庁

 安全装置を巡っては、政府が設置を義務付ける方向で調整している。川勝知事は「政府と一丸となり、安全装置をつけていただけるように指導していきたい」と強調した。
 県は川崎幼稚園に対する特別監査を実施し、9月27日からは送迎バスを運行する県内の保育所や認定こども園などへの立ち入り指導を始める。事件の原因究明とともに安全管理対策を盛り込んだ指針の策定を進め、再発防止に向けた取り組みを徹底する。

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