デフリンピック静岡県開催「楽しみ」 ウクライナ選手が副知事表敬
聴覚障害者の国際スポーツ大会「2025年夏季デフリンピック」自転車競技の本県開催が決まったことを受け、今年5月のブラジル大会の同競技で四つの金メダルを獲得したウクライナ代表選手が21日、県庁に森貴志副知事を表敬訪問した。

訪れたのは、日本ろう自転車競技協会の招待で来日しているエリザベス・トプチャニウク選手。「静岡県で自転車競技に出場するのが楽しみ。日本の子どもたちにスポーツや英語などさまざまなことを教えたい」と開催を心待ちにした。
ロシアによるウクライナ侵攻にも触れ、「気持ちはとても落ち込んでいるが、自転車競技によってウクライナの人たちに勇気を与えたい」と意気込みを示した。
デフリンピック自転車競技は、東京五輪と同じ伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで行われる。森副知事は「新しいレガシー(遺産)が生まれることを誇りに思う。大会を盛り上げたい」と話した。