土石流被災の消防団詰め所 解体費を計上 熱海市補正予算案

 熱海市は21日、市議会9月定例会に提出する議案を発表した。一般会計補正予算案には、昨年7月に伊豆山地区で発生した大規模土石流で被災した市消防団第四分団詰め所の解体費など計2億4500万円を計上した。
 第四分団詰め所の解体費は1200万円。詰め所の屋上に設置されていた同報無線の移設工事に990万円も計上した。市消防総務課によると、詰め所の解体は年内を目指して調整を進めている。新たな詰め所の建設予定地は未定という。
 また、新たな観光戦略として、首都圏の企業からのビジネス誘客や、宿泊施設以外での食事を楽しむ「泊食分離」を推進するモニターツアーの経費として2700万円を盛り込んだ。市は、週末や繁忙期に集中している観光需要の平準化を目指し、企業の研修や開発会議などを平日に誘致したいとしている。

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