後任理事長に息子 保護者「信じる」「葛藤」 牧之原園児死亡

 牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」を運営する学校法人「榛原学園」は20日、新理事長に前理事長=8日付で辞任=の長男を選任したと発表した。不在となっていた経営トップの就任に、保護者からは園の早期再開を期待する声が聞かれる一方、体質改善につながるのかを不安視する意見もある。
 同園の代理人弁護士によると、長男の就任は16日付。園長の後任については明らかにしていない。長男は弁護士を通じて「二度とこのようなことがないよう安全管理を徹底し、再発防止策の策定と実行に全力を注ぐ」とのコメントを出した。
 保護者の受け止めはさまざまだ。現在、他園での一時預かりを利用する男性は「子どものことを考えれば一刻も早い再開を望む。立て直しに向けて(長男を)信じるしかない」と話した。ただ、別の保護者は「このまま預けてよいのかという葛藤は正直ある。まずは方針をしっかり示してほしい」と訴える。
 同園は中断していた保護者説明会を23日に開き、質疑応答を交えながら、再発防止策や運営方針について説明する方針。

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