リコーダーで物語の世界へ 静岡市美術館・ピーターラビット120周年展

 絵本「ピーターラビット」シリーズの出版120周年を記念したミュージアム・コンサート(静岡音楽館AOI、静岡市美術館など主催)が18日、同市葵区の同美術館で開かれた。絵本の朗読に合わせてリコーダーの四重奏を披露し、約60人の来場者を物語の世界に引き込んだ。

朗読とリコーダー四重奏を披露したコンサート=静岡市葵区の市美術館
朗読とリコーダー四重奏を披露したコンサート=静岡市葵区の市美術館

 同美術館で11月6日まで開催中の「出版120周年ピーターラビット展」の関連イベント。浜松市在住の作曲家川村菜穂子さんが「ピーターラビットのおはなし」のストーリーに合わせて曲をつくり、同市を拠点に活動する演奏家グループ「ブリエ・リコーダーアンサンブル」が演奏を担当した。
 「鳥の鳴き声やウサギのピーターが跳びはねる様子を効果音のように表現した」と川村さん。絵本の場面や展開によって曲調やテンポを変え、小型リコーダーや約2メートルのコントラバスリコーダーを使って美しいハーモニーを奏でた。
 ルネサンス期から現代までのイギリス音楽も披露した。

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