テーマ : この人

静岡人インタビュー「この人」 「寄付付き商品」で市民団体を応援するNPO法人理事長 磯谷千代美さん(静岡市清水区)

 企業が自社商品に数十円程度の寄付額を上乗せして販売し、商品が売れた個数に応じて、自社が支援したい市民団体に寄付金を贈る「しみず元気プロジェクト」を2016年に始動した。静岡市清水区の清水市民活動センター指定管理者のNPO法人「NPOサポート・しみず」理事長。同区出身。70歳。

磯谷千代美さん
磯谷千代美さん

 ―プロジェクトには何社が参加しているか。
 「レストランや食品加工会社など、個人店舗を含む8社。うち2社は、毎年協賛金を提供するなど、商品販売とは違う形で参加している。運営資金の少ない団体にとっては、年1万円の寄付でも大きな支えになる」
 ―市民団体は寄付金をどう活用しているか。
 「里親支援団体は毎年1回、寄付金を提供してくれるレストランで、新1年生の里子がいる家族同士の交流会を開いている。子育て支援団体は親子劇場を開いたり、子ども食堂は食材費に充てたり、さまざまだ」
 ―企業と市民団体のマッチングで心掛けていることは。
 「顔が見える関係を築いてほしいので、企業の地元で活動する団体を紹介している。団体も消費者として企業を応援する、ウィンウィンの関係になってほしい。私たちはさまざまな団体と接点があり、企業の要望に沿う団体を紹介できる。市民への発信も続けている」
 ―市民活動をもり立てたいと思う力はどこから。
 「一般市民が居住地に目を向け、行政に意見や要望を届けることが、暮らしやすさに直結する。街全体をより良くする。学童保育を立ち上げたり、旧静岡市との合併論議に参加したりと40年近く市民活動を続ける中で確信している。市長任せ、議会任せではいけない」
 (社会部・伊豆田有希)

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む