掛川の事任八幡宮 掛け声威勢よく屋台引き回し 3年ぶり例大祭
掛川市八坂の事任(ことのまま)八幡宮の例大祭が16日、開幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛してきた屋台引き回しが3年ぶりに解禁され、八坂と日坂両地区の参加8町で威勢のよい掛け声が響いた。18日まで。

約70年ぶりに屋台を新調し、8月に入魂式を行ったばかりの海老名(あびな)区では、青年会のメンバーら約20人が屋台を引いて地区に繰り出した。「朝顔」と呼ばれる格子柄の装飾や、上下左右に激しく揺さぶる独特の動かし方が特徴。加藤智彦青年会長(32)は「屋台のデビューに立ち会えて光栄。次の世代につなげていく」と話した。
新型コロナ対策で規模を縮小し、8町の屋台が一堂に会する恒例行事は行わない。みこし渡御も簡略化し、みこしをトラックに載せて各町を巡回する。
(掛川支局・高林和徳)