定置網漁業支援、農水副大臣に要望 静岡県関係者ら
城ケ崎海岸富戸定置網（伊東市）の日吉直人社長ら日本定置漁業協会関係者が１５日、農林水産省に勝俣孝明副大臣（衆院静岡６区）を訪ね、定置網漁業への支援を要望した。
国際的なクロマグロの漁獲可能量管理へ対応するため、定置網漁業でもクロマグロの放流や網揚げの中止・制限を実施していて「困難や多大な犠牲を伴いながら懸命に取り組んでいる」と説明した。漁獲規制が続く限り、漁業収入の安定対策として補償水準の引き上げや払い戻し判定金額の下げ止め措置を継続するよう訴えた。漁船リース事業の予算確保も求めた。勝俣氏は前向きに応じる姿勢を示したという。
勝俣氏は定置網漁業の持続可能性に加え、近年は若い担い手が増えている点も評価し「業界挙げて発信力を高めてほしい」と期待した。日吉社長は終了後の取材に「定置網漁業を通じ漁村、地域を守っていくことが私たちの責任」と述べた。
（東京支社・関本豪）
いい茶0
