教員2人 JICA派遣へ抱負 静岡県庁訪問

 国際協力機構(JICA)の海外協力隊2022年度2次隊で、青年海外協力隊員として赴任する県内の女性2人が12日、県庁に山本東地域外交担当部長を訪ね、任務への抱負を語った。

抱負を語る海外協力隊員=12日、県庁
抱負を語る海外協力隊員=12日、県庁

 沼津特別支援学校教諭だった川口もみじさん(23)=伊豆の国市出身=はエジプトに派遣され、現地の協会でソフトボールなどの指導法を伝える。静岡市立清水小教諭だった寺田花織さん(28)=静岡市清水区出身=はヨルダンのパレスチナ難民キャンプに派遣され、現地の学校で体育を指導する。派遣期間は10月から2年間。
 学生時代にソフトボール部で投手だった川口さんは「ソフトやスポーツをする中で夢をつかむきっかけになれば」と意欲を示し、寺田さんは「体を動かす楽しさや、人とつながる喜びを伝えたい」と意気込んだ。
 JICAは20年3月に全隊員約2千人を一時帰国させた。同年11月以降、派遣を順次再開しているという。

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