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掛川の書店主 義援金を松崎町役場へ ふるさとに恩返しを

 台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区を支援しようと、掛川市掛川で高久書店を営む高木久直さん(51)=同町出身=が店で集めた義援金を発生1カ月に当たる14日に町役場に届ける。「遠州の人たちが温かい言葉をかけてくれてうれしかった。みなさんの気持ちを直接届けたい」と話す。

高木久直さん(右)が設置した募金箱に寄付する来店客=10日、掛川市掛川の高久書店
高木久直さん(右)が設置した募金箱に寄付する来店客=10日、掛川市掛川の高久書店

 高木さんは松崎町江奈出身。雲見地区には同級生や民宿を営む知人がいるという。「コロナ禍でようやく観光客が戻ってきたのに、かき入れ時のお盆に台風が直撃するとはいたたまれない」と発生翌日に手作りの募金箱を店内のレジに設置した。本を購入しておつりを寄付する人のほか、書店のツイッターで募金を知った人や、高木さんの地元と知っていた人が募金を目的に来店。1カ月で約4万円が集まった。
 同町にはかつて掛川藩の領地があったという歴史的なつながりを踏まえ、「掛川に住んでいることに縁を感じる。ふるさとである松崎に恩返しをしたい」と語った。

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