無許可盛り土 懲役2年求刑 地裁富士支部公判 検察「売り上げ7000万円超」

 富士市大淵の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして同市土砂埋め立て等規制条例違反の罪に問われた山梨県身延町、残土処分業の男(58)の初公判が12日、静岡地裁富士支部(西沢諒裁判官)で開かれた。被告は起訴内容を認めた。検察側は、被告がこれまでに推定約7100万円を売り上げていたと指摘した。即日結審し、検察側は懲役2年を求刑した。判決は10月12日。
 検察側は冒頭陳述などで、被告が計17社からダンプ4827台分の土砂を受け入れ、自身の土地5378平方メートルの範囲に5万6077立方メートルの土砂を埋め立てたことを明らかにした。論告では盛り土の量や収益が相当多く「度重なる行政指導を無視した悪質な犯行だ」と断じた。
 被告人質問で被告は「行政指導を受けた後に許可申請すれば良いだろうと思っていたが、許可が出なかった」と弁明した。弁護側は、被告が犯行を認めて土砂を撤去する意思があるとし、罰金刑を求めた。
 起訴状によると、被告は2018年4月24日ごろから22年6月13日ごろまでの間、自身が所有する土地で、富士市長の許可を得ず広さ500平方メートル以上の範囲で土砂を埋め立てたとされる。

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