焼津・吉永八幡宮 「御輿渡御」街中練り歩く 格式高くゆっくりと

街中を練り歩いた「御輿渡御」=焼津市利右衛門の吉永八幡宮
街中を練り歩いた「御輿渡御」=焼津市利右衛門の吉永八幡宮

 焼津市利右衛門の吉永八幡宮で11日、3年に一度の大祭が営まれた。江戸時代の大名行列を模した「御輿(みこし)渡御」が行われ、約70人が同市大井川地区の利右衛門、吉永、高新田の街中を練り歩いた。
 一行は午前8時過ぎに八幡宮を出発。案内役の猿田彦を先頭に、青や赤の御旗や4人の舞姫を引き連れ、白装束に身をまとった12人に担がれた神輿が、4カ所の御旅所に立ち寄りながら、ゆっくりと街中を巡った。
 沿道には一行が奏でる雅楽の音色に引き寄せられるように大勢の住民が集まり、格式高き行列を見守った。本来は昨年実施予定だったが、新型コロナ感染症の影響で1年延期となっていた。感染予防の観点で規模を縮小して行った。
 (焼津支局・福田雄一)

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