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中秋の名月 風流の一服 御前崎で茶会

「お月見の会」でお茶を提供する伝統文化こども茶道教室の生徒ら=御前崎市池新田の丸尾記念館
「お月見の会」でお茶を提供する伝統文化こども茶道教室の生徒ら=御前崎市池新田の丸尾記念館

 御前崎市池新田の丸尾記念館で10日夜、「お月見の会」(同館イベント実行委員会主催)が3年ぶりに開かれた。市民ら約100人が中秋の名月と茶を堪能した。
 同館で活動する伝統文化こども茶道教室(赤堀みち代代表)の生徒が着物に身を包み、裏千家の作法にのっとって抹茶をたてた。同館は江戸時代末期に建てられた邸宅を修復した建物。座敷に並ぶあんどんや鈴虫の鳴き声も和の雰囲気を醸し出し、市民らは風流なひとときを楽しんだ。
 米国出身で静岡大人文社会科学部特任教授のダリウス・グレニジさん=掛川市=も作務衣(さむえ)姿で参加し、生徒に交じって客人にお茶を提供する「お運び」などをこなした。「昔から磨かれてきた茶道の動作を実践すると身を清められる気がする。年配者から子どもへと伝統が受け継がれるのは素晴らしいこと」と語った。

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